WEBディレクター辞めたい。しんどい。辛い。何度も検索してたどり着いたWEBディレクターの可能性

WEBディレクター辞めたい。しんどい。辛い。何度も検索してたどり着いたWEBディレクターの可能性

みなさんこんにちは。

アナリティクスを見ていると、「WEBディレクター 辞めたい」のキーワードで一定数のアクセスがあったのと、身近なところでそんな話をしたので、今回記事にまとめてみました。

自分も「WEBディレクター しんどい」で何度検索したことか。w

検索する理由を今になって考えると、同じ考えの人を探していたんだと思います。
同じ境遇で、辛いけど頑張ってる人。キラキラしながら頑張っている人。同じWEBディレクターでも全然違う記事を読みながら、人それぞれ境遇は違う、今できることをやろう。と鼓舞してきました。

そんな悩める方にとって明日も頑張ってみようと思ってもらえるような記事になっていると嬉しいです。

WEBディレクターって職種はけっこう過酷な仕事なんよね

WEBディレクターといえば、過労死する職種で上位を維持し続けているほど過酷な職種ですよね。
その理由はいろんな人が述べているので検索して見てもらえるといいと思うのですが、その理由の主たるものは、あらゆる人との間に入ることで発生する 人間関係のストレス これに尽きると思います。

クライアント、デザイナー、エンジニア、あらゆる業種、職種の方と一緒に仕事をするので様々なストレスがかかりますよね。本当にお疲れ様です。

WEBディレクターってどんな仕事してるの?

WEBディレクターを目指しているような方とか新人ディレクターさんに向けて、どんな仕事をしているのかを説明すると

  • クライアント対応
  • 企画 / 提案 / 見積作成
  • 制作進行管理
  • 画面の戦略設計

要約するとこんな感じじゃないでしょうか。

そんなもんか。と思ったあなた。甘く見ちゃいけませんよ。どれも専門性がある知識、スキルが必要です。
さっくりですが説明していきますね。

クライアント対応

コミュニケーション力、営業力が必要。

クライアントといえどビジネススキルで言えばWEBディレクター以上に持っている人が多いんです。それもそのはずで、やり取りする人は30代40代の方が多い。なぜならWEBってビジネスにおいてかなり重要なツールだからある程度役職のある人が関わってくることが多いからです。

そんな方々と肩を並べてビジネスを前に動かすためのディスカッションをしていく。その中であなたのビジネスわかりません。なんて通用しません。建設系なら建設の勉強、医療系なら医療の勉強が最低限必要で、その上でターゲットはこうだから〇〇の情報を充実させることが必要で、そのために〇〇の施策をとっていきましょう、と進めていく必要があるのです。

大変!

企画 / 提案 / 見積作成

マーケティング力、ビジネス力、プレゼン力が必要。

WEBサイトの企画には、ビジネス理解はもちろん、戦略的に順序を構築し伝える力が必要です。企画では、あなたのWEBサイトでは〇〇のキーワード需要があり、だからターゲットニーズは〇〇。だからこういうコンテンツが必要。

例えばサイトの方向性はおしゃれではなく、信頼性が重要です。みたいなことを伝えるわけです。ターゲットニーズはおしゃれ客ではないことが往々にあり、流行りのかっこいいサイトなんて作れることなんて稀ですよね。

こんな話をエビデンスを持ってプレゼンして、偉い人に納得して進めていくスキルが必要です。たまに後からあんた誰よ。みたいな人が出てきてプロジェクトに意見してきたときはファッ!!!ってなります。
そうならないためのクライアントの社内組織についても考慮しておかないといけないし、配慮する範囲は膨大。

そんなビジネススキルも必要です。もちろん広告まわりの知識もいりますよ。

全国の頑張るWEBディレクターさんお疲れ様です。

制作進行管理

コミュニケーション力、管理能力、WEB制作スキルが必要。

ここでWEBディレクターっぽいスキルが必要になります。
進行管理で注意しないといけないのが、クライアントの確認フェーズへの配慮。WEB担当者だけの承認で進めていい内容なのか、上層部に承認をとった上で進めた方がいいのか、ここのジャッジできるかも大事。
後で大どんでん返しにならないようなコミュニケーションができるかはWEBディレクターの手腕によるところ。後でプロジェクトがひっくり返らないように進めるのは、みんながハッピーに進める上で本当に重要です。クライアント側のWEB担当者さんも後半ひっくり返ると残業が増えるし避けたいですよね。

進行管理能力は、企画はいつまでにFIX、デザインはいつまで、コーディングはいつまで、それまでに誰に承認を得る必要があって、などの進行におけるボトルネックを洗い出して潰していくスキルかな、と思っています。

他にも、撮影が必要なら撮影スケジュール、イラストが必要ならイラストレーターの選定など、プロジェクトによっては書いたらきりがないくらい管理することたくさんあります。

そしてWEB制作スキルは言わずもがな必要です。
デザイナーやエンジニアとスケジュールの調整や、成果物に対してのフィードバックなどあらゆる側面で知識が必要です。

画面の戦略設計

プランニング力、ビジネス力が必要です。

画面設計はいわば上流の企画とも重なる部分がありますが、考え提案した企画内容を画面に落とし込んでいく作業。

この作業を行う際、僕はデザイナーさんと一緒に進めることが多いです。というのも、ワイヤー設計をFIXした状態のものをデザインするより、一緒に考えた構成をデザインする方がデザイナーもモチベーション高くもてますよね。そらそうです。なんでこうなってんのか、とかこうした方がよくね?みたいなのを考えてデザインした方が、これやってと言われてやるより断然楽しい。

これを意識してやると成果物のクオリティも上がりました。当たり前にやれてない人はぜひデザイナーさんと一緒に進めてください。デザイナーさんってすごいですよやっぱり。

全国のWEBデザイナーさんいつもありがとうございます。

どんな時にやめたくなるくらい辛くなる?

  • 仕事が忙しすぎる!長時間労働
  • 同じことの繰り返しで、飽きてくる
  • クライアントの質問とかわがままの対応に疲労する
  • 追加要件が多くて納期が守れなくて辛い

だいたいこんな感じじゃないですかね。

自分は辛くなってくるときは下記のこともありますね。
案件進めててもひっくり返ったりして仕事が膨大に増えちゃう。並行する案件数が多すぎてマルチタスクが大変。運用とか同じことばっかは嫌になってくる。お客さーんこないだ言ってたことと違うじゃん、の対応。あれもこれもしたい、そんな理想言ってどうすんのよ、の対応。

今パッと思いついたのだけでもこんな感じ。
今ちょっと辛いのよ〜しんどい〜辞めたい〜という方は共感できるポイントがいくつかあるんじゃないかな。

大変ですよね〜。本当にお疲れ様です。

WEBディレクターって結論すげえ仕事なのよ

今まで書いてきた内容どうでした?

デザイナーさんやエンジニアさんほどとは言わないまでも、専門スキルは必要です。クライアントとやり取りするからビジネススキルやコミュニケーション力も高くないとうまくプロジェクトが回りません。全体を俯瞰して進行管理する管理能力や、リスクヘッジ能力、ボトルネックを見出すスキルが必要です。受注にもつながる企画段階では、マーケティングスキル、プレゼン能力が必要です。

もはや、ひとり株式会社です。
これだけできれば、フリーになっても生きていけます。
フリーのデザイナーさん、エンジニアさんは結構界隈には多く存在していて、コミュ力があるので連携も取れるし、仕事もクライアントさんの付き合いがちゃんとできてれば困ることあんまないです。信頼があればね。

そんなスキルの集合体がWEBディレクターです。

「辞めたい」って人に向けて

上で書いた辞めたい時リストについて、共感された人たちも一定数いるのかなと思ってこの話をします。

先述のリストで、案件がひっくり返ってとかの辛い事象が起きるのは全部WEBディレクターのスキル不足で起きることです。

………おいおい、俺らの味方じゃねえのかよ、と思った方すみません。
厳しいこと言いますが、これらは全てディレクターのスキル不足で起きる事象です。

案件がひっくり返るのは、ボトルネックとなる偉い人に承認が取れてなかった責任
納期が遅れるのは、進行管理能力が足りないスキル不足によって起きる事象
わがままの対応に追われるのは、仕事の線ぎめができてないことが要因
同じことの繰り返しで飽きてくるのは新しいスキルを試そうとしない惰性

他にもたくさん要因があるとは思いますが、だいたいこんな感じかなと思います。
自分も辛い時はWEBディレクター辞めたい、辛いなどと検索して似たような人を探していましたが、反対にキラキラ楽しく仕事してる人もいます。その違いは自分ごとと捉えられているかどうか、これに尽きるという結論に至りました。

クライアントのビジネスゴールに向けて本気で向き合っていれば、情報を収集して提案するようになるし、クライアントのWEB担当者の気持ちに立てれば、誰に承認を取ればスムーズに案件が進むかなどのボトルネックも外さなくなります。

WEBディレクターってプロジェクトの根幹で成功にも失敗の要因になる職種です。案件の中で一番責任が問われて、とてもやりがいのある仕事です。

辞めたいって人、自信を持ってください

辛い理由とか、その要因についてつらつらと述べてきましたが、
WEBディレクターがいないとプロジェクトは成功に導かれることはありません。これは断言できます。

あなたの仕事がクライアントのWEB担当者の評価をあげます。
あなたの仕事がクライアントのビジネスを成功に導きます。
あなたの仕事が案件に関わる皆の業務量を左右します。

WEBディレクターとしてやってきた仕事、身についたスキルは今後とても有益なスキルになります。

NEWSPICKSでも挙げられている
【未来予測】10年後に「売れるスキル」「廃れるスキル」でも下記のスキルが語られています。

【未来予測】10年後に「売れるスキル」「廃れるスキル」by newspicks

どれもこれもWEBディレクターのスキルはとても重宝される未来が待っています。

最後に

WEBディレクターとしてやっていけるか不安、辛い、辞めたいと思っている方で、まだスキルが未熟な方、実績がない方、少なくとも自信を持って語れる案件を作ってください。
その実績は今後のスキルにつながり、転職市場でも必要とされています。

自分もこのスキルで多くの企業さんからお声がけいただいて、実際に内定もいただきました。(転職サイトでの登録情報からのお声がけ、リファラル採用などで)

この記事を読んでもうちょっと頑張ってみようかな、まだ実績ないからとりあえず今の仕事で成果を出そう。そう思ってもらえると非常に嬉しいです。

僕もまだまだなのでさらに上を目指して頑張っていきます。

そう遠くない未来に、やっていてよかったと思える未来が必ずきます。そして自信が持てる実績ができれば、楽しくなってくるもんです。

最後に、個人的にちょっと疲れた時に読んで少し気持ちが楽になった書籍を紹介しますね。今は少し安くなっているので是非読んでみてください。仕事に追われて、仕事のために生きる人生を見直すきっかけになる書籍です。サクッと読めます。

もう一つが、森岡毅さんの苦しかった時の話をしようか。
娘さんのために書いた書籍でとても読みやすいです。あの森岡さんも仕事がつらかった時期があったのかと、また、自分が仕事に対して抱えてる課題がクリアになる一冊かと思います。
頑張っているからこそ抱える課題だったりがとても共感できてポジティブな思考になりますのでぜひ。

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